むし歯の治療
むし歯の治療
むし歯は早期発見、早期治療と言われてます
本当でしょうか?
昔から、歯は口を開いてもらえれば見えるので、その場でむし歯の診断をしていました。学校の歯科健診、職場の歯科健診などは典型的にそうでした。
現在の学校健診はむし歯ある、むし歯ない、要観察歯、の3つの区分になりました。検診は大まかに振い分けをするのが目的で、検診では確定診断できない、との理由です。
昔、学校の歯科健診や職場の歯科健診はC1.C2.C3.C4と診断していました。
むし歯は口をあいてもらえば簡単に診える為
現在は健診で、むし歯ある、むし歯ない又は要観察歯と、3つにふるいわけられます。むし歯ある人、要観察歯の人は、かかりつけの歯科医院で確定診断してもらう事になりました。
C1のむし歯は治療しなければいけないのでしょうか?
C1はエナメル質に限局したむし歯です。
C1は環境が変われば、ほとんど進行せずにそのままで、止めることが出来るむし歯です。
当医院では、C1はそのまま触らずに指導をして様子を見ています。
むし歯になる原因
環境を変えるとは、食べ物、時間、歯質の強化、ブラッシングなどです。口の中をむし歯になりにくい環境にします。むし歯になりやすい環境のままですと、虫歯は進行していきます。
むし歯になりやすい環境ですとC1はC2なっていきます。C2は象牙質まで進行したむし歯です。C2の治療は削ってつめることになります。
C3は歯髄(神経)まで進行したむし歯です。歯髄(神経)の治療が必要になります。治療回数も増えます。治療の最後はかぶせることになります。歯が死んでもろくなるためかぶせます。
歯を削った後、つめますが、このつめ物は人間にとっては異物です。つめ物は色々あります。金属、アマルガム、アイオノマー、CRなどなど最近、歯につめた物が、体に悪い影響をあたえている物もあると言われている。
特に保険の場合決められた材料を使います。厚生労働省が決めた材料です。現段階では人体に悪い影響をほとんど与える物ではないとの事?だそうです。歯につめてしまいますと、24時間体に影響します。
歯が抜けるか、入れた物をとらない限り影響します。特に金属イオンは口の中では24時間出ています。
最近電磁場過敏症が増えている。
昔の花粉症のように増えている。口の中の金属を取ると、治ることがあるそうです。歯に入れた金属が電磁場にすごく反応する、と言われてます。特にチタンが金属の中で最も反応する。インプラントの材料は、ほとんどチタンです。
大事なこと
なおすのも大事ですが、むし歯にならない様に予防しましょう。
- むし歯にならないことが第一です。
- もし虫歯になっても、進行を止めましょう。
むし歯になりにくい口にしましょう。
唾液検査でリスク判断が出来ます。
(他の人と比べてむし歯菌が多い、少ないとか、唾液の質、量など調べます。)
予防が第一なのですが、日本の保険制度では病気にならないと給付されません。これが問題なのです。